音読始めました

 夕霧さんの日記を読んで一念発起、やってみることにしました。とはいえ、問題は何を音読するか。西尾のいーちゃんやらラノベやらを音読するわけにはいかないし、書棚にある世界史の教科書を音読するのも何だしなぁ、と思っていたところ、良いもの発見。それがこれ。

読み解き古文単語 改訂版

読み解き古文単語 改訂版

 受験期に友人から頂いた本なのだが、十分に活用できたとは言えないまま受験生生活を終えてしまっていたので、この本に関してはどうにも不完全燃焼な感じでいたのだけど、こういう利用法をすれば、完全燃焼も遠くない気がしています。まぁ、利用法間違ってますが。
 しかし、この本は音読用としてはなかなか優れものだったりする。何しろ載っているのは枕草子徒然草源氏物語大鏡と名作中の名作ばかりである。これ以上の音読のテキストがあろうか! ……いや、多分、あるだろうけど。
 まぁ、それはそれとしても、割と適度な長さで文章を抜き出してくれているので、区切りをつけやすいという側面もある。
 2,3話、古文と現代文を2セットずつやってみたけれど、やはり古文はいささか読みにくい。「などかなからん」とか「をこがましとにや」とか気をつけていないと噛みまくってしまう。古文が苦しい分、現代文は楽に感じるけれど、それでも気をつけないともごもごなってしまうのは、やはりブランクのせいか。かつてはディベートで6分の立論を立て板に水を流すごとく、流暢かつはっきりと読んでいたのに情けない*1。とりあえず、しばらくは続けてみることにしようと思う。
 実は『空の境界』に挑んだりもしたのだが、十数行で挫折してしまったので、再戦するときは1話くらい読めるよう頑張りたいと思う。

 ちなみに下のような本もあるので、お金に余裕がある人はそちらを使ったが良いかも。

脳を鍛える大人の音読ドリル―名作音読・漢字書き取り60日

脳を鍛える大人の音読ドリル―名作音読・漢字書き取り60日

*1:幾分かのあるいは随分な誇張あり