棋聖位 挑戦者決定戦(羽生四冠vs三浦八段)

 この対局を観戦したというのが寝坊の主な理由です。
 朝10時くらいからあって持ち時間4時間制の対局、9時くらいには結果が出てるだろうと思い、その時間に産経新聞の将棋コーナーに行ってみたらば、なんと持将棋指し直し*1の文字が。
 ということで、夜9時過ぎに持将棋となった将棋での持ち時間の残り時間(三浦八段は4分、羽生四冠は0分)に1時間をそれぞれ足したものを持ち時間として、先後を入れ替え対局開始。両者とも1日戦って疲れ切った上に、夕食はカップラーメンとのことで、2chでも対局者(特に12日から和歌山で行われる名人戦第3局を控えた羽生四冠)の体調を気遣う声が聞かれるほど。
 将棋は横歩取り8五飛車戦法から、激しい戦いへ。60手弱まで先に行われた竜王戦(森内竜王vs渡辺五段)の進行と全く同じというアレな対局で、中盤、羽生四冠が優勢になるも、寄せを誤りピンチへ。
 が、ここで三浦八段も21手詰めを見逃し、最後は両者疲れたのかグダグダな展開になり、最終的に羽生四冠勝利。見事、佐藤モテ光棋聖への挑戦権を得たわけですが。

 この対局の終盤を見ると、どうも不調に陥っている悪寒が。まぁ、不調でも勝てるから羽生さんは凄いわけですが。

 参考までに、渡辺竜王のこの対局に関するブログでのコメントなんかへのリンクを

http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/a8ede4fe4b6480d98370d5a561d86c57

*1:持将棋というのは、簡単に言ってしまえば、双方の玉が相手陣内に入り込み(入玉という)、勝負がつかない状態になってしまうこと。将棋の駒は前に進む駒が多いので、こういう事態が起こることがある