月詠

 以前に録画していたものを一気に8話ほど観てしまう。感想は「微妙」の一言。終盤は「バンパイアvs主人公達」みたいな構図が続くわけですが、普通にバンパイアにボケを担当させたりしちゃぁ、いかんだろ。緊迫感無くなるし。
 そのボケにしろ、上からたらいが降ってくるとか、昔のギャグマンガを彷彿とさせる(というよりも、ドリフのコントを彷彿とさせる?)もので、イマイチ笑えない。
 登場人物のうち、巫女一人は鍵キャラもビックリな電波ぶり(というより低IQぶり。60ないんじゃないか、あれ)を発揮してくれるし、某忍者じいさんは、「主人公の心が傷ついたら、自分の身体が傷つく術」みたいなのを自分にかけてて、ばぁさんに「自己満だろ」と見透かされたにも関わらず、解除せず、バトル最中にその術により出血。「こんなときに!」とか言うくらいなら解除しとけや。
 他にも「約束だから」とか言ってた某師匠はガキ巫女(IQが低くない方)が「そんなん知らないわよ」とツッコミ駆け出すと、止めるかと思いきや思い切り追いかけてるし。お前は行きたいのか、行きたくないのか……。
 他にも問題は色々あるけれど、最大の問題は「時間or金が足らなかったため、静止画が続くシーンがある」というもので、活劇的なバトルシーンが声だけで演じられてる様は、鳥肌を催させてくれます。
 これがラジオドラマなら状況説明的台詞があるだろうから助かるものの、もともとは「絵がある」という前提の台詞ばかりなため「うわぁ」とか「よし」とかおよそ意味不明なものばかりで、観てる方は置いてかれてしまうわけです。

 まぁ、アルトは萌え萌えなわけですが、それにしてもこのアニメは、突っ込みどころ満載で、ちょっと大変な代物でした。