Fate総評

 正直、奈須作品はアニメ化にはあまり向いていないと思う。と、いうのも奈須作品に出てくるアイテムや魔法は視覚的には結構地味な代物でそれを奈須先生のくどい位にくどい説明や解説でもって「おぉ、すげぇ」と思わせているというのが正直なところだと思うからだ。もちろん、アニメでも同様な説明をすればいいじゃないか、という意見もあるかもしれないが。実際やってみるとあまりにも「説明的な台詞」になってしまって、ガチで戦ってるシーンでやられるとリズムが壊れてしまう*1。じゃあ、やらなかったらどうなるかというと、某アサシンの必殺技なんぞはどこが凄いのかよく解らないまま終わってしまった。
 

 と、まぁ、こんな感じになってしまうから、奈須作品はあまりアニメ化には向かない、というのが僕の中ではあったのだが、このFateはそんな中でも結構よくまとめた方だと思う。あーちゃーの正体が放っておかれたり、ラストの<夢>の伏線(?)も描かれてなかったりと不満な点もあるにはあるが、ラストシーンが綺麗だったから不問に処すことにしよう。能登麻美子先生も出たしさ


 いや、それまではそうでもなかったのですが、最後の最後、能登先生の「見ているのですか、夢の続きを……」のくだりでぶわぁと目汁が出そうになってしまいまして、ああ、もう、能登かわいいよ能登(違。


 Fateからは全く話がずれてしまうのですが、私は女の人が「ボク」とか言ってくれるのがとてもとても好きでして、能登御大の風間くん@フルメタなんかはまさにど真ん中のストライクなんですね。って、まぁ、それだけなのですが。


 このエントリの結論、能登先生は素敵である。

*1:最終回でギル様がアヴァロンの解説をしてくれていたが、何だかなぁと思わされた