サークルの読書会で私の作品が俎上に乗った件について
まぁ、自分たちの冊子を題材に読書会やってるわけだから、その内順番が回ってくるのは当然なのですが。出てきた意見は大体以下のようなもの。
良い点
- (原稿用紙80枚超の)比較的長い作品にもかかわらず、構成が上手いためストーリーが無理なく流れている。
- 長さを感じさせない読みやすい文章だった。
- キャラの配置、あるいは設定がストーリーやテーマとよく絡んでいた
- カットバックの手法が上手く効いていて、リーダビリティが高かった
悪い点
- 誤字脱字が多い
- 「義憤」とか私でも使ったこと無いよー
- 「郭公」は僕読めませんでした。ホトトギス?*1
- (上の例のように)作中の小学生が語彙の豊富さ、頭の回転などが小学生離れしている
- (上記の部分から)そこから一人称「僕」の後ろに作者が見えてしまっている
- (上の意見とは相反するが)作者と「僕」が乖離していて、その客観性の存在が一人称という形態にそぐわなかったのではないか
- ラストのラブコメはやりすぎかなぁ
- 作中の登場人物の正体が何故か最後の方まで明かされず、ちょっと気になった。
- (上の点は)叙述トリックですか?*2
その他
- 美也ちゃんはツンデレですか?*3
- てか、コ○ン?
- 推理シーンとかコナ○っぽくない?
- メタ的に読むと、小学生の姿に仮託して作者は現在の若者の恋愛を書こうとしたのであり、そうやって読む場合(以下、文学部の授業っぽい解釈。ちょっと記憶できなかった)
- 出だしが“ニャーニャー”なのはいかがなものか*4
感想
疲れた。構成について皆様ほめてくださっていたが、さほど厳密に設計図書いて描いた小説ではなかったので、そう言ってもらえて嬉しいやら困惑するやら。僕が子供を描いた場合、到底現実には存在し得ないような頭良さげな子供になってしまうのはデフォルトだからある程度はやむを得ないだろう。てか、ガチで子供レベルの子供を描いた場合、児童文学になってしまうのではないかとも思うのですよ、というか指摘されたのですよ。
あぁ、それもそうだなと思ったので、次からは登場人物の肩書きに「天才小学生」とつけて誤魔化すことにします。
意外に指摘が多かったのが、登場人物の正体についてで、僕としてはそう隠すつもりで描いたわけでもないけれど、結構な方が読んでる途中、気になってたみたいです。最後の方になって明かした理由は、そこまで明かす理由が特になかったから……というのが正直なところでしょうか。だって、途中出てきた時はまだ担任の先生じゃなかったし。
そんなこんなでしたが、有意義な体験でした。皆様ありがとうございました<(_ _)>。