『しにがみのバラッド。』


しにがみのバラッド。 (電撃文庫)

しにがみのバラッド。 (電撃文庫)


 『しにがみのバラッド。』なるシリーズがある。本屋で見かけたことは数え切れないほどあるが、手に取ったことは一度もなかった。「どうせ、「しにがみの女の子と無気力な少年がバトルを繰り広げる」みたいな富士見お約束のセカイ系ライトノベルだろ」なんて思っていたからで、そういった小説は嫌いではないけれど、わざわざ買って読むほど興味があるわけではない僕はスルーし続けていた。


 今日、本屋で手に取ったのは絵が可愛かったからでも、セカイ系が読みたくなったからでもない、帯に書いてあった「冬の雪のように真っ白な姿と春の風のように暖かな心*1」というフレーズが目に入ったからだった。


――どうも、大きな誤解があるらしい。


 そう思って手に取った僕は10分後、その本を購入して家路についていた。


 今日買ったばかりですので、ほとんど読んでないのですが、かなり楽しみにしています。WOWOWでアニメも始まったみたいですし、早速エアチェックしなくては。


 因みにこの作品集に収録されてる作品の一つが、どうも僕がサークルに寄稿した作品に似ているっぽい。まぁ、「捨て猫」「小学生の男女」、「豪雨」といった要素は決して珍しいものではないから、ことさら騒ぎ立てるほどのことでもないが、同じような材料を使ってどのように料理しているかは非常に興味が引かれるところだ。

*1:意訳。どうも最近、忘れっぽい