買っちゃったその3


 年をまたいで続きます、買っちゃったシリーズその3。今日は携帯電話です。買ってしまいましたよ、W32S。2005年12月で製造が終了とか、この特価での販売は年内終了とか色々聞いたので、決断。ポイントを5000円分使って、実質450円で共通アダプタと本体(シルバー)をゲット。


 で、使ってみての感想だが、割と悪くない。例えば、メールの送受信に関しては(X1からWinへ移行したというのもあるかもしれないが)、従来よりも幾分か早いし、バックグランド受信も便利で、作業中にメールが来ても受信してくれるので、一々センター問い合わせをしなければならなかった*1従来機種に比べてメール機能は大幅に向上したと言える。
 Web閲覧に関しても、Winのスピードは快適さ故携帯でWebをみる機会がかなり増えた。フルブラウザこそ搭載されていないものの、jigブラウザwebやら何やら使えば、そのあたりの問題はクリアできるため、さほど気になる点ではないといえる。それより、何よりありがたいのはページ閲覧時の上下移動の快適さだ。
 以前使っていた機種では、一生懸命ジョグをぐるぐる回してもほんの少しか移動していなかったりして寂しい思いをしていたり、時には親指の腹の部分が痛くなってしまっていたりしたのだが、W32Sではまさに“サクサク”といった感じで動いてくれるので、思った通りにページ内を閲覧することが出来る。いわゆる“戻る”、“進む”の動作も機敏で、オペラ君のような気持ちよさを感じることが出来る。
 あと、意外に便利だったのが赤外線送受信機能。帰省した際に同窓会に行った折りにはなかなか役に立ってくれた。やはり、面倒な入力作業なしにデータが送れるというのは便利なものですね。


 ただ、ちょっと、と思う部分がないでもない。一つは初期設定時のアプリ起動の遅さ。BREWだから、JAVAほど遅くはないのだけど、もっさり感は否めない。幸い、アプリ一覧の表示方法を変更すれば改善は図れるが、それでも他の機能に関して劣っている気はする。
 もう一つはスピーカの貧弱さで、音を大きめにするとすぐ割れ始める。エージングでの改善を目指しているが、どうも外装が共鳴している感もあり、どこまで良くなるかは未知数だ。音源チップはなかなかのものを使っているようなので、余計残念に感じられた。
 カメラはレンズが暗かったりなんたりで、積極的に使おうとは思えないレベルだけど、僕はもともと、あまり携帯電話のカメラを使う方ではないので無問題。ディスプレイは小さめだけど、画質は悪くないと思う。
 

 au初のおさいふケータイということで、edy機能をサークルKで試してみたが、Felicaの反応は割と悪くなく、財布を取り出す手間がいらない分、便利といえば便利といえる。が、現状では問題があって、店員さんの方がイマイチEdyになれていないため、例えば「Edyで足りない分を現金で支払った際のおつりの処理」といったちょっと複雑なシチューエーションでは戸惑ってしまわれる場合もある、というか実際に戸惑われてしまった。
 そのとき、僕はおつりを現金でほしかったのだが、店員さんが携帯の方にチャージしてしまったらしく、後ろにかなりの客が待っていたのと、ちょっと時間が急いていたのとで、仕方なくそのまま店を出たのだが、家に帰ってみて携帯でチェックしてみたらおつりがチャージされてなかったりした。まぁ、3円くらいだから痛くないと言えば痛くないのだが、釈然としないものは感じた。
 まぁ、このあたりの問題は反比例的に減ってくだろうし、そもそもおさいふケータイなんてつかわんぜ、というのが一般的な反応だと思うから、どうでもいいことかもね。


 と、まぁ、この携帯、悪い部分もなくはないが、総じてみればなかなか良い機種だと思う。2年ぶりの機種変更だから、各機能が格段に快適になっていて、「機種変更した幸せ」というのを存分に味わわせて頂きました。価格調査をした訳じゃないからよくわからないけれど、なぜかWinモデルとしてはかなり安い価格で販売されているみたいです。コンパクトでWeb閲覧が快適な機種をなるだけ安く買いたい人は「買い」じゃないかと思います。ぐるっぽとかサービス料、無料ですし、フルブラウザが搭載されてなくても簡単なページ閲覧くらいは余裕で出来ると思うので。

*1:これが地味に面倒な作業だった