切腹ものの敗北

 いつものように24で指してましたら、切腹ものの敗北を食らう。こんな負け方するなら将棋をやめろと言わんばかりの負け方で相当に凹む。

 序盤相手が早い段階で▲7八金を決めたので、これをとがめようと、△8四歩は突いていたものの、三間飛車に振り、美濃に囲う。相手は玉頭の疵を咎めようと7,8筋付近を盛り上げてくるが、銀冠っぽく組んで、一応抑える。
 その後、相手がカニ囲いから、片矢倉に組み上げる間に本式の石田流理想型を作り上げる。この段階では相手は角が不自由で明らかに攻め駒不足なのでこちらが有利。
 その後、3、4、5筋を連動して攻め、角銀交換ながらも桂馬も捌け、飛車の筋も破り、優勢に。相手は龍を作ったものの、攻め駒が龍と角だけでは銀冠もどきを崩せない。こちらはと金、成桂、飛車と攻め駒が三枚ある上に相手の桂香もいずれは取れるだろうし、更に持ち駒には銀があり、5筋の歩も切れているので垂らすことも出来る。
 この時点で勝勢を意識したのだけど、歩を垂らす場所を誤り、そこからグダグダの寄せを見せ、逆にピンチに。これを堪え、好機を得るも相手は金銀を打ち込みまくり何と美濃囲いを完成させる。横からじゃ駄目だと、縦から攻めいけるかと思ったらばここで要の角をとられてしまう大ポカ。その後、龍馬でとられ終わってみれば270手近く、1時間以上の熱戦の末、大往生。

 序盤の構想は我ながらなかなかで、作戦も成功していただけに悔やまれる敗北でした。