と、いうわけで

 スクランスクールランブル)の単行本を買いに行くかーと、スーパーに行くついでに近所の本屋さんにも行ってみることにする。ホントは寒いから行きたくなかったのだけど、冷蔵庫に何も入っていないのだから仕方がない。飢えには勝てないのです。

 本屋さんでの目的はスクランと『七姫物語』。『七姫物語』は戦記物で、お姫様視点による澄んだ世界観が秀逸との噂を聞いて、興味を持ったもの。

 それで、予定通り、買い物を済ませてから本屋さんへ。まずは『七姫物語』。
 ……無い。頑張って捜したけど、無い。寒い中、頑張って歩いてきたのに……。崩れ落ちそうになる膝を気力で支え、コミックのコーナーへ。アニメ化されてる作品だもん。単行本くらいあるさ。
 確かにあった。平積みでも置いてあった。でも、6巻と7巻だけて……。ナルト(?)とか無駄にスペース使って置いてあるのに……。アレどけて、スクラン置けよ、と内心、理不尽に怒り狂いながら本屋を後にする。と、吹き付けてくる、冷たい風。
「寒」、と思わず小声で呟いて、歩き出す僕の胸に去来したのは、いったい何のために寒い中出てきたのか、という悔しさにも似た想い*1
 両手に食材を抱えながらも、どこか満たされない気持ちで家路についた山倉なのでした。

*1:夕飯のためです